体験で探す
川内川流域を楽しむための4つの体験をご紹介します。
お知らせ
川内川流域は熊本県を源流に宮崎県えびの市、鹿児島県湧水町、伊佐市、さつま町、薩摩川内市を流れており、そこにはそれぞれの地域の魅力を彩る事業者の皆さんがいらっしゃいます。『かわるひと〜川内川流域で豊かに暮らす人に会うメディア〜 』はそんな皆さんにフォーカスを当て、川内川流域の魅力を県内外の方に感じてもらうきっかけにしたい。そんな企画になります。
第6回目は伊佐市の前田忠亮さんにお話を伺いました。
前田さん:さつまや食堂は元々祖父母がやっていたお店で、2003年に母と兄で営業再開し、2023年1月31日まで長きにわたり営業を続けてきました。食堂では、伊佐米に合うチキン南蛮やカツ定食などを提供し、大人から子どもまでたくさんのお客様にお越しいただきました。現在は、新店舗として、お店を移転させるために準備を進めています。場所は、長寿温泉付近を予定していて、温泉とセットでお立ち寄りいただけるような食堂にしたいです。
前田さん:伊佐生まれ伊佐育ちで、両親が電気屋、肉屋、居酒屋、印鑑屋…など様々な事業を行い、その背中を見て育ちました。母と兄と食堂を開く前は、アパレル業界で仕事をしていて、絵を描いたりデザインしたりすることが好きでした。食堂をする傍ら、伊佐のごみ袋をかわいくデザインしたり、「KKBふるさとCM大賞」で伊佐をPRする動画企画に携わったり。どれも自分一人ではできないことで、企画しながら人を巻き込んで形にしてきました。
前田さん:伊佐を盛り上げようと思ったのは、料理人として修業を積んで伊佐に帰ってきた時に、「むかしんごとはなか(昔にように勢いがない)」と母に言われたことがきっかけで、どうにかしたいと思いました。また、大口市と菱刈町が合併した時にポジティブな話題で伊佐市を広めたいと思い、伊佐市のPRのために色々な活動をしてきました。
例えば、地元の飲食店を掲載したフリーペーパー「みしらんガイド」を発行したり、伊佐市出身の漫画家・井上雄彦先生の展示を行ったり、マルシェやイベントを開催するなど、まち起こしのために30代を伊佐市に全力で捧げてきました。
前田さん:現在は、次世代の若者たちの活動をサポートする役割を担い、これまでの経験を伝えながら関わっています。ふるさとは「親」だと思っているので、子どもたちを全力で応援するまち、地元に帰ってきたくなるようなまちにしたいです。そのためには、自分の世界のプロフェッショナルになることで一人一人が輝いて、まちの活性化に繋がると思います。個人店が稼いで雇用を生み、増えていけばもっと盛り上がると思います。
「このまちには何もない」とか不平不満を言う前に、このまちでいかに楽しみ、得られるものを得るか。伊佐市から活躍する人材がもっと増えればと思います。新店舗でも伊佐市の様々な魅力をお伝えできるようなお店を目指し取り組んでいきます。
【お店情報】
店名:さつまや食堂(休業中、新店舗準備中)
住所:(店舗Instagramにて発信予定)
URL: https://www.instagram.com/satsumaya_syokudou/