体験で探す
川内川流域を楽しむための4つの体験をご紹介します。
お知らせ
川内川流域は熊本県を源流に宮崎県えびの市、鹿児島県湧水町、伊佐市、さつま町、薩摩川内市を流れており、そこにはそれぞれの地域の魅力を彩る事業者の皆さんがいらっしゃいます。『かわるひと〜川内川流域で豊かに暮らす人に会うメディア〜 』はそんな皆さんにフォーカスを当て、川内川流域の魅力を県内外の方に感じてもらうきっかけにしたい。そんな企画になります。
第5回目は伊佐市で活動中の『一般社団法人日本障害者カヌー協会』ヘッドコーチの枦木駿さんにお話を伺いました。(伊佐市菱刈カヌー競技場)
枦木さん:2013年に「River Sports Club」を立ち上げ、伊佐市を拠点にカヌー競技の指導やイベント運営などに携わり、2022年4月よりパラカヌー日本代表のヘッドコーチを務めています。就任後は、菱刈カヌー競技場を拠点に合宿を行ったり、より良い環境づくりを行うため、地元の方々や行政と連携しながら進めたりしています。伊佐市は合宿に最適な場所で、川の近くに宿泊施設があり車いすユーザーの移動負担が少なく、市街地から離れているのでメリハリのある行動ができ練習に集中できる環境です。
枦木さん:鹿屋市出身で小学5年生からカヌーを始め、自然相手の競技の面白さを知ってからずっと続けています。転機となったのは高校時代で、伊佐市内の高校に通い、日本一を目指して川内川で練習していました。苦悩もありましたが、乗り越えて課題を克服し、自分の成長を実感できました。伊佐市での高校生活は、私自身の人生観や意識、価値観を大きく変えてくれた場所です。そのような体験を子どもたちにもしてほしいと思っています。パラカヌーの日本代表選手が練習する環境で、リバースポーツを楽しみながら「上を目指したい」などの向上心を持って、人生をかけたいと思えるほど一生懸命に取り組んで欲しいなと思います。
枦木さん:高校時代お世話になった方々への恩返しとまちの発展に貢献したいという想いで10年前に伊佐市に移住しました。移住後すぐに立ち上げた「リバースポーツクラブ」は今年で10年を迎え、3歳から社会人までの幅広い世代にリバースポーツを楽しんでもらっています。これまでまちのために尽力されてきた伊佐市の方々のためにも、私たちが新たなスパイスとなり、リバースポーツからまちを盛り上げていきたいです。
枦木さん:鹿屋も伊佐も川がありますが、同じ川でも人や場所によって活かし方が全く違います。高校3年間は選手だったので、地域の方々に支えてもらっていたのですが、今は、一緒にイベントを企画・運営するなど仲間入りさせてもらいました。川内川流域のまちのプレイヤーと横の繋がりができれば、様々なアイデアでイベントをしたり、課題解決のきっかけになったりすると思います。川遊びやスポーツをきっかけに川の魅力を知っていただき、川の価値を高めていきたいです。
【場所情報】
場所:菱刈カヌー競技場
住所:鹿児島県伊佐市菱刈川北2328-1
URL:https://www.facebook.com/IsaCityHishikaricanoestadium/